こんな所で地震にあったら(屋内編)
2014年6月20日
・一般住宅 台所
テーブルなどの下に身を伏せ、まずは揺れが収まるのを待ちましょう。
調理中の場合、火を消す事はもちろん大事ですが、
無理して火を消しに行くと調理器具が落ちてきてやけどをする恐れがありますので、揺れが収まるまで待つのが得策です。
食器棚や冷蔵庫は転倒に注意する事はもちろん、中身が飛び出してくることにも注意しましょう。
コンロの近くに居た場合、調理器具が滑り落ちてくる場合があるので、
ひとまずはコンロの近くから離れ、揺れが収まったら落ち着いて火を消しましょう。
振動を感知して自動的にガスの供給を停止するガス漏れ遮断器(ガスマイコンメーター)がほとんどのご家庭に設置されています。
普段からその特性や使い方を理解しておきましょう。
・一般住宅で寝ているとき
寝ている時に地震で目覚めたら寝具にもぐりこむ
またはベッドの下に入れる場合はベッドの下に入り、身の安全を確保しましょう。
暗い所では、窓ガラスの破片や照明器具の破片でけがをしやすいので注意をしましょう。
枕元に厚手の靴下やスリッパ、懐中電灯、携帯ラジオなどを置いておけばすぐに避難が出来ます。
また、普段から寝室には、頭上にものが落ちてこない、倒れそうなもの等をおかないよう気をつけましょう。
・一般住宅 トイレ、お風呂
まずはドアを開け、避難路を確保し揺れが収まるのを待ちましょう。
風呂場ではタイルや鏡、トイレでは水洗用のタンクなど落下の可能性があるため気をつけましょう。
入浴中は、当然ですが普段より無防備なため鏡やガラスの破損によるけがにより注意しましょう。
風呂のふたなどをかぶって頭部を守り、揺れが収まるのを待って避難しましょう。
・マンション
高層階では、地表よりも揺れが大きくなる可能性があるため注意が必要です。
丈夫な机やテーブルに身を隠し、揺れが収まるのを待ちましょう。
高層階では、揺れ始めは遅く、揺れ出すと長く揺れ、揺れ幅も大きくなる傾向があります。
日頃から非常口の確認などをしておきましょう。
・職場
職場ではキャビネットや棚、ロッカー、コピー機など転倒や滑って来そうな物から離れ
頭部を守り、机の下に隠れるなどして身を守りましょう。
窓ガラスが割れる可能性があるため窓際から離れましょう。
OA機器などの落下にも注意しましょう。
常日頃から整理整頓を行い職場環境をよくしておきましょう。
外へ逃げるときはエレベーターを使わず、落下物などに注意しましょう。
・スーパー、デパート、量販店
バックや買い物かご等で頭を保護。
またショーケースなど倒れやすいものから離れましょう。
エレベーターホールなど比較的商品の少ない場所、柱付近に身を寄せましょう。
陳列棚の商品などの落下・転倒に注意しましょう。
特にガラス製品や瀬戸物などには気をつけましょう。
慌てて出口に殺到せず、係員の指示に従いましょう。
たとえエレベーターが動いていたとしても、エレベーターによる避難はやめましょう。
・映画館・劇場
バックなどで頭を保護しつつ座席の間に身を隠して、揺れが収まるのを待ちましょう。
天井からの照明などの落下物や窓ガラスに注意しながら、安全な場所に避難しましょう。
停電しても誘導灯や非常灯が点灯するので慌てず係員の指示に従いましょう。
慌てて出口や階段に殺到するのは二次災害を起こす危険性がありますのでやめましょう。
事前に非常口、避難口を確認しておきましょう。
・地下街
慌てずに、手持ちのバックなどで頭を保護し揺れが沈静化するまで待ちましょう。
停電になったら、暗闇でパニックにならず非常照明がつくまでむやみに動かないようにしましょう。
地下街では60メートルごとに非常口が設置されているので、一つに殺到せず落ち着いて地上に出ましょう。
脱出するときは、壁づたいに歩いて避難しましょう。
地下街では火災が発生しなければ、地上よりも比較的安全なので、慌てずに行動しましょう。
・学校
教室内では、机の下に潜って落下物などから身を守り
慌てて外に飛び出すなど勝手な行動はせずに、教職員の指示に従いましょう。
廊下、運動場、体育館など広い所では、中央部に集まってしゃがみましょう。
実験室などでは薬品や火気に留意し避難しましょう。
通学路が危険なこともあるので、教職員の指示に従い勝手に帰宅しないようにしましょう。
・エレベーター
揺れを感じたら全ての階のボタンを押し最初に停止した階でおりるのが原則です。
が、停止した階で慌てておりるのではなく、降りる階の状況を見極めるのも大切です。
地震の時は同様に閉じこめられている人も大勢いると予想されるため救助にすぐに駆けつけてくれるとは限りません。
閉じこめられても、焦らず冷静に「非常用呼び出しボタン」等での連絡を取る努力をし、落ち着いて救助を待ちましょう。