日本は世界有数の雪国!? 備えよう暴風雪

2015年2月23日

暴風雪

日本は世界有数の雪国?

海外のランキングサイトが発表した「地球上で最も雪が降る都市ベスト10」によると
10位 バッファロー(アメリカ)95インチ

9位 ロチェスター(アメリカ)99インチ

8位 秋田(日本)107インチ

7位 サグネ(カナダ)123インチ

6位 シラキュース(アメリカ)124インチ

5位 ケベック・シティ(カナダ)124インチ

4位 セントジョンズ(カナダ)131インチ

3位 富山(日本)143インチ

2位 札幌(日本)191インチ

1位 青森(日本)312インチ

もっと豪雪な地域はあると思われるのに、トップ3を日本が独占という結果。
都市に限ったランキングである事が関係していると思われます。
つまり、他の国に比べ豪雪な土地に都市が存在するという事です。
となれば・・・必然的に雪に対する対策を考えねばなりません。
今回はその中でも暴風雪について、書きたいと思います。

暴風雪の定義

まずは、その前提となる『吹雪』の定義を確認しますと
吹雪:強い風によって空中に舞い上げられた、降雪または積雪によって視界が損なわれる(ホワイトアウト)気象状態のこと。
続いて『暴風雪』はと言えば 暴風雪:風速が毎秒20メートルを超える風を交えた猛吹雪。ブリザードとも言う。
また、直近では、気象台から提供される情報の文言が改定されました。
「数年に一度の猛吹雪」
「外出は控えてください」
というキーワードを使った気象情報が発表されたときは厳重に警戒が必要です。

こんな時に暴風雪に遭ったら
屋外

歩行中や屋外に居る時ホワイトアウトにより方向感覚を喪失し、自分の位置がわからなくなったら?
1.近隣の商店やコンビニ、人家など建物の中の安全な場所に避難し天気の回復を待つ。
2.やむを得ず歩行する場合は風で飛ばされてくる物に注意する。
3.重ね着や肌の露出をすくなくし、体温が低下しないようにする。

こんな時に暴風雪に遭ったら
屋内

屋内で注意すべき点は主に下記の3点です。
1.FF式暖房機による一酸化炭素中毒対策
給排気筒が塞がっていないかをこまめに確認する。
2.出入口の確保
出入口を塞がれないために、吹き溜まりの状況を見て除雪する。
3.停電への備え
雪と風が強まると、停電の可能性が増す。
その原因とは強風、飛散物などにより電線が切れるケースと 「ギャロッピング現象」と呼ばれるものがある。
これは強風により送電線に着雪することによって、電線が大きくタテに揺れ、複数の電線が接触。
その結果ショートが発生し停電へと繋がる事を指す。

いずれにしても、天気が回復するまで復旧作業が行えないため、長期化する可能性がある。
電気ストーブやこたつを使用している家庭では、自家発電機を備えたり
電気を使用しない石油ストーブや薪ストーブを代替手段として用意したり カイロを多めに備蓄し、普段から停電に備えておく事が大切です。

こんな時に暴風雪に遭ったら
車を運転しているとき

運転中に暴風雪による視界不良が発生した場合、
当然ですがそのまま運転を続けるのは大変危険です。
1.まず初めに
・近隣にあるコンビニ、道の駅などに駐車し天候の回復を待つとともに気象情報や道路情報を確認する。

2.もしも途中で立ち往生をしてしまった時は・・・
・後続車からの追突を防ぐために、ハザードランプを点灯、停止表示板を置く。
・ロードサービスまたは、近くの商店や人家等に救助を求める。
・避難が可能な建物や人家が近くにない場合は警察・消防に連絡。

3.車内で救助を待つ時は・・・
・排気ガスによる一酸化炭素中毒の危険を回避するには原則としてエンジン停止する事が大切。
車が雪に埋もれたときにエンジンをかけ続けると排気ガスにより
埋もれる深さが深いほど一酸化炭素中毒の危険性が生じます。
エンジンを停止し、防寒着や毛布が無ければ新聞紙などで体温の低下を防ぐ。

・防寒等でやむを得ずエンジンをかけるときには、排気管が確実に大気中へ露出している事を確認。
その後の降雪や吹き溜まりによる再埋没にも注意が必要です。
・窓を開けても絶対に安全とは言えません。
風向きや窓の開度などの条件によっては、閉めている時よりもむしろ
一酸化炭素中毒の危険性が高くなることがあるため注意が必要です。

まとめと普段の備え

■屋内では
気象情報に普段から注意して、暴風雪が予想されている時は外出を避けましょう。
停電や外出が出来ない状況に備えて、懐中電灯、携帯ラジオ、防寒具、カイロ、ポータブルストーブ、灯油
非常食、飲料水などを十分準備しておく事が必要です。
燃焼式の暖房機等を使用している場合は、給排気口付近が雪で塞がらない様、十分注意して下さい。

■運転中や、暴風雪時にやむを得ず車で外出するときは・・・
降雪や風が急遽強まり、車が立ち往生することを想定して、防寒着、長靴、手袋、スコップ
けん引用のロープを車に常備するとともに、普段から燃料に余裕を持たせて置くと共に
可能であれば携行用のガソリンタンクなどで予備の燃料も用意しましょう。
その他、毛布、雪道でスタックした際に使用する脱出用スノーヘルパー、
バッテリー用のブースターケーブル
積もった雪を払うスノーブラシもあった方が安心です。
また、非常食や飲料水は車に置きっぱなしにせず、面倒でも
家から毎回持ち込む事をおすすめします。

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