NV食品開発の経緯
NV食品を製造している
日本フードマテリアル代表取締役 植松龍己さんにNV食品開発の経緯について、お伺いしました。
Q.商品開発におけるコンセプトや思いなどがあればお教え下さい。
A.
被災者の方は普段かからないストレスにさらされがちです。
そこで、出来るだけ水分が多くまた食感、味がしっかりしたものを食べると
ストレスが抜ける事を私自身、肌で感じました。
被災者の方のストレスを和らげるためには
、普段の食卓と同じ米を中心とした和食の非常食を開発しようと思い至りました。
そこで、開発を始め最初に完成したのが「やわらかご飯」でした。
「白がゆ」「梅がゆ」「鮭がゆ」は、お年寄りや小さい子供たちに向けて
食べるものの選択肢が狭まりがちな非常時こそ、
お腹にも優しい非常食が必要と考えて開発しました。
「豚汁」「筑前煮」は同じ様に、非常食には缶詰などの味の濃いものや
乾パンなどの固く味気ないものが多くなりがちであるため、食事に最も困難を感じるであろうお年寄りの
お口に合う非常食をと思案して開発しました。
「ハンバーグ」は、逆に若年の方に特に喜ばれる非常食として、
また、非常時であってもバラエティに富んだメニューがあってもいいはずだと考え開発しました。
「ぜんざい」はパンの開発コンセプトにも取り入れられている
「震災などの非常時こそ、甘いものを食べてホッと一息を入れることが必要」という思いから開発を行いました。
Q.今後の展望をお聞かせ下さい。
A.
これからも水を使わずにすぐ食べられておいしい商品を 開発していきたいという思いは変わりません。